両眼開放定屈折近点計D’ACOMO

精度と再現性を追求した近点計
VDT健診に於ける調節機能検査、眼科に於ける調節検査、眼精疲労の判定、眼鏡・コンタクトレンズの過矯正判定など、近点測定は様々な場面で必要とされます。両眼開放定屈折近点計“D’ACOMO”は、人の目の生理的な反応や働きを徹底的に考慮して開発され、自然で精度の高い近点測定が可能となりました。それにより、大学病院や健診センターはもちろん、企業や研究機関でも幅広く導入されております。
近点測定とは?

人の目は近くを見ると目の中のレンズ水晶体を膨らませて、ピントを合わせています。それを調節といい、ピント合わせ可能な範囲を調節力といいます。この調節力は子供の頃は遠くから10cmくらいまで見えますが、大人になるにつれ年々衰えていきます。そしてそのピントの限界点を測定するのが近点測定で、その距離によって年齢や見える範囲がわかるのです。眼科での各種矯正時の調節検査や、企業によるVDT作業者の検診、その他サプリメント等の研究用途など、ダコモはその精度の高さから、様々な用途に導入されております。
高い再現性で、VDT検査が短時間に
パソコンの普及や、ITの発展によりVDT作業者や近業者の眼精疲労や近視化が問題視されるのに伴い、近点測定の必要性が提唱され続けてきました。現在は、厚生労働省からの「情報機器作業における労働衛生管理のガイドラインについて(基発0712第3号令和元年7月12日)」にて策定されている通り、VDT作業者への近点測定が指導されております。ダコモは高い再現性から、検査員による誤差が少なく、検査時間短縮にもなるため、被検者が多いVDT健診では非常に活躍いたします。
高い精度を実現した4つの理論
定屈折移動を可能にした独自のスパイラル機構
視標の移動が、従来の定速ではなく、独自のスパイラル機構で近づくにつれ徐々にスピードダウンします。そのため移動する視標へのピント合わせ(調節)がより正確になり、検査精度と再現性が高まります。

赤黄緑の色収差を用いた視標
自覚的なボヤケを他覚的に近い方法でチェック出来ます。赤・黄・緑の波長差(距離)によるぼやけの違いを視標に用いており、黄色十字固視で、黄色がぼやけた時に、赤がボヤけ、緑が鮮明であれば精度の高い近点位置と言えます。

両眼開放のまま片眼の検査が可能
片眼遮蔽では奥行感覚が損なわれ、自然なピント調節が行えません。ダコモは遮蔽に偏光板を採用することにより、両眼開放のまま、片眼の検査が可能です。(遮蔽眼は検査視標だけが消えます)

明るく自然な視界での検査が可能
暗視野の視標やBadal系視標では視標との距離感がつかみにくいという欠点がありました。
しかし、“D’ACOMO”は透明ドームの中を実視標が移動するので自然視に最も近い条件を作り出すことが可能です。

製品概要
| 製品名 | 両眼開放定屈折近点計D’ACOMO ダコモ |
| 一般名 | 近点計 |
| 機器分類 | 一般医療機器(クラスⅠ) |
| 届出番号 | 25B2X00012000004 |
| 測定範囲 | 5cm ~ 50cm |
| 視標移動スピード | LOW:0.15D/sec MID:0.2D/sec Manual:0.15D~0.3D/sec可変 |
| 付属品 | 電源ケーブル、取扱説明書、添付文書、本体カバー、専用記録用紙、予備電球 |
| 寸法 | (幅)250mm (高)340mm (奥)650mm |
| 重量 | 12.2kg |
| 定格電圧 | AC100V 50/60Hz |
| 定格電力 | 40VA |
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