人の目がどれだけ近くまでピント合わせ(調節)できるかを測定することを、近点測定と呼びます。
この近点測定は、VDT健診に於ける調節機能検査、眼精疲労の判定、眼鏡・コンタクトレンズの過矯正判定などの際に必要とされます。両眼開放定屈折近点計“D’ACOMO”は、人の目の生理的な反応や働きを徹底的に考慮して開発され、自然で精度の高い近点測定が可能となりました。それにより、大学病院や健診センターはもちろん、企業や研究機関でも幅広く導入されております。
寸法 | W250×H340×W650mm |
重量 | 12.2kg |
カタログ | D'ACOMOカタログダウンロード |
パソコンの普及や、ITの発展によりVDT作業者や近業者の眼精疲労や近視化が問題視されるのに伴い、近点測定の必要性が提唱され続けてきました。現在は、厚生労働省からの「情報機器作業における労働衛生管理のガイドラインについて」※にて策定されている通り、VDT作業者への近点測定が指導されております。ダコモは通常距離でのスケールに加え、VDTスケールも備えており、+2Dレンズを装着することにより、6cmから無限遠での測定が可能です。
※ 令和元年7月12日基発第0712第3号
眼鏡・コンタクトレンズの処方の前後には、近点測定が必要とされています。 本器は年齢層によって「目の年齢」として測定結果を表示します。コンタクトレンズ・眼鏡処方時に予定される矯正レンズにて近点を測定し、年齢通りの測定結果であれば安心して処方が行えます。
※老視眼鏡の明視域が判定できますので、作業内容に応じた眼鏡処方ができます。
ダコモは近点測定の精度と再現性を高めるため、物理工学、生理光学の観点から、人の眼の働きを徹底的に考慮して開発しました。以下の4つの特徴により、自然視に近い条件で、精度の高い測定が可能となりました。
測定方法 | 黄色十字を固視し、黄色がボヤけた時点でストップボタンを押します。(赤、緑十字は確認時に使用してください)。 |
記録・判定方法 | 専用の記録カードに印と近点位置を記入するだけです(アナログ式で判定が簡単)。 |
連続近点測定の場合 | 本器ではバラツキが少なく再現性が良いので3~5回程度の測定で十分です。(精度0.25~0.50D) |